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民生委員・児童委員とは

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公開日:2020/11/13  最終更新日:2021/05/20

1.民生委員・児童委員とは

民生委員は、民生委員法に基づいて、住民の中から選ばれ、地域福祉の向上のために厚生労働大臣から委嘱された「民間の奉仕者」です。地域で、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める者であり、「児童委員」を兼ねています。
児童委員は、地域の子どもが元気に安心して暮らせるように、見守り、子育ての不安や妊娠中の心配事等の相談支援を行います。
高知県民生委員児童委員協議会連合会では、2017年の民生委員制度創設100周年を記念して、民生委員制度100年の歴史や県内民生委員児童委員協議会の取り組みなどをまとめた記念誌を2018年3月に発行しました。

 

2.民生委員・児童委員の活動

(1)社会調査活動
訪問、声かけ、安否確認などの活動を通じて住民の抱えている問題とそのニーズの状況を日常的に把握します。地域の行事などにも積極的に参加して、情報収集に努めます。

(2)相談活動
高齢者宅への訪問時にじっくり話を聞くなど、地域住民が抱える心配事や悩みについて、相手の立場に立ち、相談にのります。

(3)情報提供活動
介護保険サービスや生活保護などの社会福祉制度や行政施策について、内容や情報を機会があるごとに住民に提供するよう努めます。

(4)連絡通報活動
住民が、必要な福祉サービスが受けられるよう行政等窓口に連絡し、必要な対応を依頼する等パイプ役を担います。

(5)調整活動
住民のニーズに対し、介護保険制度にないサービスについて、社会福祉協議会やボランティアの利用を調整し、適切なサービスの提供が図られるよう支援します。

(6)生活支援活動
隣近所の人やボランティアグループ、民間事業者との地域見守り協定などを活かし、地域の安心安全ネットワーク作りを進めます。

(7)意見具申活動
地域住民の福祉に影響が大きい問題について、具体的な事例に基づいて改善策に関する意見をまとめ、行政機関等に改善を促します。

 

3.民生委員・児童委員の組織

 

市、町、村の一定区域ごとに置かれる民生委員児童委員協議会(民児協)と、その連合体である高知県民生委員児童委員協議会連合会があります。
民児協は、複雑多岐にわたる地域の福祉課題に対応するため、民生委員・児童委員の活動に関する情報や問題を共有し、民生委員・児童委員相互の連携を図ります。また、民児協には、民生委員・児童委員一人では対応できない問題への対応や、仕事が一面的、不均衡にならないよう、区域全体として調整する任務があります。その他に、県や、他団体への研修協力や、民生委員・児童委員に必要な知識や技術を習得させる任務があります。

tel お問い合わせ先

高知県社会福祉協議会 地域・生活支援課
高知県高知市朝倉戊375-1 高知県立ふくし交流プラザ内4階
TEL.088-844-9019 FAX.088-844-3852